魔法少女リリカルなのはA's 第4話 「新たなる力、起動なの!」 聞き取り


魔法少女リリカルなのはA's 第4話 「新たなる力、起動なの!」
英語・ドイツ語は Nanoha wikiの情報に依っています。

アバンタイトル:なのは・フェイト

【なのは】
それは、小さな想いでした。


【フェイト】
新たに始まる、わたしたちの日々。


【なのは】
決めたのは、戦うことを諦めないこと。


【フェイト】
誓ったのは、昨日よりもっと強くなること。


【なのは】
動き始めた運命に、立ち向かうために。


【フェイト】
もう二度と、大切な人を傷つけないために。


【なのは】
魔法少女リリカルなのはA's、始まります。

オープニング

Aパート

【テロップ】
AM 6:30
八神家 はやて部屋


【はやて】
ぁ…ふ…。


ヴィータ
(寝息)


【はやて】
ふぁ…。


ヴィータ
うぅーん…。


【はやて】
っ…。


【テロップ】
AM 6:35
海鳴市桜台林道


【なのは】
っ…。


【なのは】
……っ!


【なのは】
ぅー…。


【テロップ】
AM 6:41
海鳴市市街地 ビル屋上


【フェイト】
ふっ!ふっ!…………


【シグナム】
んっ…、ぁ…。


【はやて】
ごめんなー、おこした?


【シグナム】
あっ…いえ…。


【はやて】
ちゃんとベッドで寝やなあかんよ。
風邪ひいてまう。


【シグナム】
す、すみません。


【はやて】
ふふ…。


【はやて】
シグナム、ゆうべもまた夜更かしさんかー?


【シグナム】
ああ…その…少しばかり…。


【はやて】
ふふっ…。


【はやて】
あ、シグナム。はい。


【シグナム】
…。


【はやて】
ホットミルク。あったまるよ。


【シグナム】
ありがとう…ございます。


【はやて】
ザフィーラにもあるよー。ほら、おいで。


【シグナム】
……。


シャマル
すみません!寝坊しましたー!


【はやて】
おはよう、シャマル


シャマル
おはようっ!ああーん、もう!ごめんなさいはやてちゃん。


【はやて】
ええよー。


ヴィータ
おはぁよぉ。


【はやて】
おおー、めっちゃ眠そうやなぁー。


ヴィータ
ねむい……。


シャマル
もうー、顔洗ってらっしゃい。


ヴィータ
ぅぅ…、ミルクのんでから…。


シャマル
はい。


【シグナム】
…。あたたかい…な。


【先生】
さて皆さん。実は先週急に決まったんですが、今日から新しいお友達がこのクラスにやってきます。


【なのは】
ふふ…。


【先生】
海外からの留学生さんです。フェイトさん。どうぞ。


【フェイト】
しつれいします…。


【モブ】


【フェイト】
あの…、フェイト・テスタロッサといいます。よろしくお願いします。


(拍手)

#4 新たなる力、起動なの!


【クラスメイト・女】
ねぇ、向こうの学校ってどんな感じ?


【フェイト】
わ、わたし、学校には……。


【クラスメイト・男】
すげえ急な転入だよね、なんで?


【フェイト】
っ、その…、いろいろあって…。


【クラスメイト・男】
日本語上手だね、どこで覚えたの?


【クラスメイト・女】
前に住んでたのって、どんなとこ?


【フェイト】
えと…あの…その…。


【すずか】
フェイトちゃん、人気者…。


【なのは】
でもこれはちょっと大変かも…。


【アリサ】
はぁーしょうがないなぁ。
はいはーい!
転入初日の留学生を、そんなにみんなでわやくちゃにしないの!


【フェイト】
アリサ…。


【アリサ】
それに質問は順番に…、フェイト困ってるでしょう?


【クラスメイト・男】
はい!じゃ、俺の質問から!


【アリサ】
はい、いいわよ。


【クラスメイト・男】
向こうの学校って、どんな感じ?


【フェイト】
え…えっと…、私は普通の学校には行ってなかったんだ…。
家庭教師というか…、そんな感じの人に教わってて…。


【クラスメイト・男】
へぇーそうなんだー。


【クラスメイト・女】
はいはい!つぎわたしー!


【アリサ】
まって!待ってー!


【なのは・すずか】
ははは…。


【レティ提督】
クロノ君。駐屯所の様子はどう?


【クロノ】
機材の運び込みは済みました。今は周辺探査のネットワークを。


【レティ提督】
そう…。ご依頼の武装局員一個中隊はグレアム提督の口利きのおかげで、指揮権をもらえたわよ。


【クロノ】
ありがとうございます。レティ提督。


【レティ提督】
それから、グレアム提督のところの使い魔さんたちが会いたがってたわよ?
可愛い弟子に会いたいって。


【クロノ】
リーゼ達ですか…。
その…適当にあしらっておいていただけますか。


【エイミィ】
…。ん?
おー、クロノ君。どう?そっちは。


【クロノ】
武装局員の中隊を借りられた。捜査を手伝ってもらうよ。そっちは?


【エイミィ】
良くないね…。ゆうべもまたやられてる。
今までより少し遠くの世界で、魔導師が十数人。野生動物が約4体。


【クロノ】
野生動物?


【エイミィ】
魔力の高い、大型生物。
リンカーコアさえあれば、人間でなくてもいいみたい…。


【クロノ】
まさになりふり構わずだな…。


【エイミィ】
でも、闇の書のデータを見たんだけど、何なんだろうね。これ。
魔力蓄積型のロストロギア。魔導師の魔力の根元となるリンカーコアを喰って、そのページを増やしてゆく…。


【クロノ】
全ページである、666ページが埋まると、その魔力を媒介に、真の力を発揮する…。
次元干渉レベルの巨大な力をね。


【エイミィ】
んーで。本体が破壊されるか、所有者が死ぬかすると、白紙に戻って別の世界で再生する…と。


【クロノ】
様々な世界を渡り歩き、みずからが生み出した守護者に護られ、魔力を喰って、永遠を生きる…。
破壊しても、何度でも再生する。停止させることのできない、危険な魔導書。


【エイミィ】
それが…闇の書。あたし達に出来るのは、闇の書の完成前の捕獲…?


【クロノ】
そう。あの守護騎士たちを捕獲して、さらに主をひきずり出さないといけない。


【エイミィ】
うんっ!


【すずか】
フェイトちゃん。初めての学校の感想はどう?


【フェイト】
歳の近い子がこんなにたくさんいるの初めてだから、なんだかもう、ぐるぐるで…。


【なのは】
はははは…。


【アリサ】
まっ、すぐに慣れるわよっ、きっと。


【フェイト】
うん…だといいな…。


シャマル
それじゃあ、はやてちゃんの病院の付き添いよろしくね。シグナム。


【シグナム】
ああ。ヴィータとザフィーラは、もう?


シャマル
出かけたわ。


【シグナム】
カートリッジか…。


シャマル
うん…、昼間のうちに作り置きしておかなきゃ。


【シグナム】
すまんな、おまえひとりに任せきりで。


シャマル
バックアップが私の役目よ。気にしないで。


【シグナム】
…。


【クラスメイト・男】
起立、礼。


【クラスメイト】
さよーならー。


【先生】
はい、さようなら。


【なのは】
あっ。


【携帯 液晶】
メール着信
管理局 クロノくん


【クロノ・メール内容】
捜査は順調に進んでいる。
君とフェイトは、こちらから要請するまでは普通に過ごしていてくれ。
なのはは魔力がまだ戻っていないし、レイジングハートバルディッシュも修理中だ。
非常時は素直に避難するように。
追伸1。2機の修理は来週には終了するそうだ。
追伸2。フェイトに、寄り道は自由だが、夕食の時間には戻ってくるように、と伝えて欲しい。


【フェイト】
…。


【石田医師】
うーん、やっぱりあんまり成果が出てないかなぁ…。
でも、今のところ副作用も出てないし、もう少しこの治療を続けましょうか。


【はやて】
はい。えーと…。おまかせしますー。


【石田医師】
おまかせって…。
自分のことなんだから、もうちょっと真面目に取り組もうよ。


【はやて】
…っ、いや…その…。
あたし、せんせぇを信じてますから…。


【石田医師】
ん…。………。


【石田医師】
はやてちゃん、日常生活はどうです?


【シグナム】
足の麻痺以外は健康そのものです。


【石田医師】
そうなんですよね…。お辛いとは思いますが、私たちも全力を尽くしてます。


【シグナム】
はい。


【石田医師】
いまはなるべく、麻痺の進行を緩和させる方向で進めてます。


【看護婦】
大丈夫?


【はやて】
平気やよー。


【石田医師】
これからだんだん、入院を含めた、つらい治療になるかもしれません。


【シグナム】
はい…。本人と相談してみます。

Bパート


【すずか】
お邪魔しましたー。


【アリサ】
じゃあ、また明日ね!


【フェイト】
うん、また明日。


【なのは】
ばいばーい。


【フェイト】
ね、なのははあの人たちのこと、どう思う?


【なのは】
あの人達って…、闇の書の?


【フェイト】
うん、闇の書の守護騎士達のこと…。


【なのは】
えと…私は急に襲いかかられて、すぐ倒されちゃったから…よく、わかんなかったんだけど…。
フェイトちゃんはあの剣士の人と何か話してたよね。


【フェイト】
うん…少し不思議な感じだった…。
上手く言えないけど、悪意みたいなものを全然感じなかったんだ。


【なのは】
そっか…。闇の書の完成を目指してる目的とか、教えてもらえたらいいんだけど…。
話が出来そうな雰囲気じゃなかったもんね。


【フェイト】
強い意志で自分を固めちゃうと、周りの言葉って、なかなか入ってこないから。
私も…そうだったしね…。


【なのは】
………。


【フェイト】
私は、母さんのためだったけど、傷つけられても、間違ってるかもって思っても、
疑っても、だけど、絶対に間違ってないって信じてたときは、信じようとしてたときは、
誰の言葉も入ってこなかった。


【なのは】
っ…。


【フェイト】
あっ…。でも、言葉をかけるのは、思いを伝えるのは、ぜったい無駄じゃないよ。
母さんのためだとか、自分のためだとか、あんなに信じようとしてた私も、なのはの言葉で何度も揺れたから。


【なのは】
…っ…。


【フェイト】
……。


【フェイト】
言葉を伝えるのに、闘って勝つことが必要なら、それなら、迷わずに闘える気がするんだ…。


【なのは】
フェイトちゃん…。


【フェイト】
なのはが、教えてくれたんだよ…。そんな、強い心を。


【なのは】
そ、そんなこと、無いと思うけど…。


【フェイト】
ふふふっ。


【フェイト・モノローグ】
だから、強くなるよ。想いを貫くために。


【なのは・モノローグ】
そうだね。私ももっと強くなる。
一緒にがんばろう。フェイトちゃん。


【フェイト】
うん。がんばろう。なのは。


(すずかが手に取った本は「星の童話Vol.4」)


【すずか】
ん…?
はやてちゃん。


【はやて】
ん…。すずかちゃん…!


【はやて】
すずかちゃん、今日はなに借りたん?


【すずか】
うん、童話の本なんだけど…。
なんだかちょっとジンとくる感じの本なの。


【はやて】
あ、童話わたしもすきー。おもしろそやねぇ。


【すずか】
読んでみる?一巻がまだ棚にあったよ?


【はやて】
うん。後でみてみる。


【すずか】
はやてちゃんも童話好きなんだー。


【はやて】
ふふっ、めっちゃすきー。
それ、どんなおはなしなん?


(はやての薬袋のアップ・処方日は12月10日?)


【すずか】
それは読んでみてのお楽しみっ。


【はやて・すずか】
ふふっ。


【シグナム】
ふっ…。


ヴィータ
(荒い息)


【ザフィーラ】
闇の書…蒐集。


【闇の書】
「蒐集」
ザムルング。


【ザフィーラ】
いまので、3ページか。


ヴィータ
くっそぉ。でっけぇ図体して、リンカーコアの質は低いんだよな。
ま、魔導師相手よりは気楽だし、効率もいいし…。
次行くよ、ザフィーラ。


【ザフィーラ】
ヴィータ、休まなくて大丈夫か?


ヴィータ
平気だよ。あたしだって騎士だ。この程度の戦闘で疲れるほどヤワじゃないよ。


【ザフィーラ】
……。


【なのは】
ありがとうございました!


【ユーノ】
なのは!


【アルフ】
検査結果、どうだった?


【なのは】
無事、完治!


【フェイト】
こっちも完治だって。


【エイミィ】
そう!良かったー。いま、どこ?


【ユーノ】
2番目の中継ポートです。あと10分くらいでそっちに戻れますから…。


【エイミィ】
そう。じゃあ、戻ったらレイジングハートバルディッシュについての説明を…。


(アラート音)


【エイミィ】
あっ。
っと、こりゃまずい!至近距離にて緊急事態!


【リンディ】
っ!


武装局員?】
都市部上空にて、捜索指定の対象2名を補足しました。現在、(きょうそう)結界内部で対峙中です。


【リンディ】
相手は強敵よ。交戦は避けて、外部から結界の強化と維持を!


武装局員?】
はっ!


【リンディ】
現地には、執務官を向かわせます!


ヴィータ
く…。


【ザフィーラ】
む…。


【ザフィーラ】
管理局か…!


ヴィータ
でも、チャラいよ、こいつら…。
返り討ちだ!
へっ…。


【ザフィーラ】
上だ!


【クロノ】
スティンガーブレイド!エクスキューションシフト!
てぇっ!


【ザフィーラ】
ちぃっ!


【クロノ】
はぁ…はぁ…少しは…通ったか…?


ヴィータ
ザフィーラ!


【ザフィーラ】
気にするな。この程度でどうにかなるほど、ヤワじゃ…ない!


ヴィータ
上等!…っ!


【クロノ】
…っ。


【エイミィ】
武装局員の配置終了!オッケー、クロノ君!


【クロノ】
了解!


【エイミィ】
それからいま、現場に助っ人を転送したよ!


【クロノ】
…えっ…?
っ…、なのは!フェイト!


ヴィータ
あいつら!


【なのは・フェイト】
っ…!


【なのは】
レイジングハート


【フェイト】
バルディッシュ


【なのは・フェイト】
セーット!アーップ!


レイジングハート
Order of the setup was accepted.


バルディッシュ
Operating check of the new system has started.

              • 未確定部分----------

レイジングハート
Exchange parts of an agreement mission has completely cleared from the NEURO-DYNA-IDENT out zero one to eta eight six five.


バルディッシュ
Information may be recovered by exchange parts and new systems.


レイジングハート
A ninth system, setup.


バルディッシュ
Haken form information and collaboration: that will be the replaced form of the Scythe Form.


レイジングハート
An accel and a buster: the modes scheduling became possible. The same sequence seated, imagined, and intended.

              • 未確定部分----------


【なのは】
こ、これって!?


【フェイト】
今までと…違う…!


【エイミィ】
二人とも落ち着いて聞いてね!
レイジングハートバルディッシュも、新しいシステムを積んでるの!


【なのは】
新しい…システム…?


【エイミィ】
その子たちが、望んだの。自分の意思で、自分の想いで!


【なのは】
あ…。


【エイミィ】
呼んであげて。その子たちの、新しい名前を!


バルディッシュ
Condition, all green. Get set.


レイジングハート
Standby, ready.


【なのは】
レイジングハートエクセリオン


【フェイト】
バルディッシュ・アサルト!


レイジングハートバルディッシュ
Drive ignition.


(変身バンク)


ヴィータ
あいつらのデバイス!あれってまさか!


【フェイト】
…っ!


バルディッシュ
アサルトフォーム・カートリッジセット。(Assault form, cartridge set.)


【なのは】
…っ!


レイジングハート
アクセルモード・スタンバイレディ。(Accel mode, standby, ready.)

エンディング

次回予告


【なのは】
レイジングハートバルディッシュも見事パワーアップ!
これで全力全開、フルパワー!


【フェイト】
そして、戦いの嵐の中、明らかになってゆく、彼女たちの真実。


【なのは】
それは静かな過去と、悲しい宿命。


【フェイト】
次回、魔法少女リリカルなのはA’s 第5話。


【なのは】
「それは小さな願いなの(前編)」にっ!


【なのは・フェイト】
ドライブ・イグニッション!