相棒 Season7 第七話:最後の砦

重てぇ…。


小野田官房長と右京さんの会食。今日はお好み焼き。
尋問中の被疑者が死亡したことを右京さんに伝える。
しかし、この話は、食事中の雑談でする話じゃねーだろ(笑)
まぁこれは、以前にもありましたが、「命令?してないよね?」という流れのための布石かと。
右京さんは知ってしまったら、あとは何もしなくとも必ず動くので。


今期のラムネ(大河内監察官)は話を大きくしないために来る感じだなあ。
とこの時点では思っていたのです…(笑)



刑事部長「監察官の調べが済む前に報告しろ」
被疑者が真犯人である確証をとれとの命令を受けるトリオ・ザ・捜一
被疑者が犯人であることが明白である=違法捜査(暴力)を用いる必要はない。という理論から。
しかし時間的に無理だろ…。所轄の刑事にもうすでに調べ始めてるし…。
と思っていた時期がありました(笑)<もう今回そんなんばっかです。


被疑者の止まった腕時計。逮捕の前の時間を指したまま。
逮捕前に時計が止まるほどの何かがあったのではないか。


下柳取調べ監督官を呼びつける警備部長。
「下柳が余計なことを言わないように」釘を刺す警備部長。
「君こそが警察組織を守る”最後の砦”」だと。
しかし、被疑者を守る監督官、そして警察官でもあるという二重の立場に翻弄され、
その重圧に耐えきれずトイレで吐く下柳監督官。そこに居合わせる米澤さん。


「そんな違法捜査を、僕がしたとしたら…どうしますか?」
答えられない亀山。


米沢さんが特命課に直接来るとは…。
しかし、サラっと帰ります。
このあとも、「証拠を勝手に見たこと」にとかしてるのですが…(笑)


報告をしたつもりもないのに刑事部長に呼びつけられ、報告は受けたとの伝達。
伊丹の知らぬ間に、三浦さんが形だけの報告を済ませていたのだ。
形式だけの捜査、形式だけの報告。
三浦さんをはねつける伊丹。「どんな報告をしても結果は同じだったんだ!」


ラムネ(大河内)に電話する右京さん。自分たちの権限では証拠を確保できませんので。
下柳監督官の様子から、ブレーキ痕の存在を隠していたことが判明。
すなわち大河内は自分が調査した担当刑事と取り調べ監督官が証拠を隠蔽をしていた事実を見抜けなかったことになる。
これは彼の落ち度であり、彼はそれを挽回すべく、証拠の確保に来るという予測からの連絡だろう。
右京さんの掌で踊らされるラムネ萌え(笑)


警察内の対処に納得がいかない伊丹は単独で捜査を続行する。
そして野村警部補が事件の鍵を握るブレーキ痕を隠滅しようとする場を押さえる伊丹。かっけぇ…。
しかしそれさえも割り込んで、ラムネ登場。
ラムネは(伊丹よりも権限が上なので)ブレーキ痕を持ち帰ろうとしますが。


「だが。仲間を裏切ることになる!」
監督官制度と警察官同士の仲間意識の狭間に揺れていた下柳監督官は右京さんたちの目の前で拳銃自殺。
監督官自殺までの展開はぇえええ!予告見てた時はここがヤマになると思ってたのですが。
こうしてみると(番組上の表現、話の持って行き方の問題もありますが)
監督官制度というのはなれ合いを防ぎきれない制度ですなー。


亀山「俺たちが追い詰めたんです」
右京「それだけのことをした人です。」
罪に対してあくまで容赦のない右京さん。
たとえ己の行動が結果的に人に死をもたらしたとしても。
そして亀山は「右京さんは強いですね…。そして正しい…。」と。
その正しさが、人に死をもたらしてさえも貫くべきものなのか解らずに部屋を去る亀山。


事件の真実を隠していた監督官とはいえ、彼を追い詰めたとして気に病む伊丹。
三浦さんが伊丹に声を掛ける。
「お前はデカだ。デカとして自分の仕事をしただけだ。」



「なぜ警察官が市民を拘束する権限をもっているか解りますか?」
警察官の責任と行動について野村警部補を諭す右京さん。それを隠れて聞いている亀山。
権限があるからこそ、その規律を外れてはならない。
右京さんの姿勢に感極まったのかその後の行動は従順でした(笑)


「杉下なら事実をいずれ公表しちゃうでしょう?」
事件はいずれ真実にたどり着く。右京が関わったなら。
ならば全ての真実を公開するのは機を待つ方がいい。もてるカードは切り時を選ぶべきだ。
小野田官房長…。悪い人だ。


「母さん。おれは警察官だよ?」
仲間を裏切れないと自らの命を賭した下柳監督官の供養のためにも、と違法捜査があった真実を公開しようとしても圧力により叶わないことに涙する野村警部補。
だが彼にはさらに過酷な未来が…。そして違法捜査をした野村警部補は取り調べ監督官に異動…。
彼はどんな監督官になるべきなのか。
下柳監督官は彼と警察を守って死んだ。だが、贖罪のためには、違法捜査を見逃すことは出来ない。
なんという二律背反…。うわぁ…黒いわぁ…。
これって小野田の手はずでしょうか…。所轄の様子まで知っていたし…。
これ以上、所轄には手を出さないでねって右京さんにも言ってるし。
でもなんか続きそうですよねぇ。「裏切り者」ー「サザンカの咲く頃に」みたいな流れで。


「もし右京さんが違法捜査をしたら…、『そうせざるを得なかったんだ』と思います。右京さんは俺の上司で、相棒ですから…。」
「だとすると、諸刃の剣なのかも知れませんね…警察官の仲間意識というものは…。」
Season6の最後で違法捜査スレスレの事をやっている右京さんですがね。
あの時、そして今回ふたたび問われた問題に、亀山なりの答を出したことになります。
右京さん限定の判断ですが。
この辺りのテーマも最終回辺りに向けて再度問われるかも知れません。