魔法少女リリカルなのはA’s 第1話 「はじまりは突然になの」 聞き取り


魔法少女リリカルなのはA’s 第1話 「はじまりは突然になの」
英語・ドイツ語は Nanoha wikiの情報に依っています。

オープニング

Aパート


【テロップ】
6月3日 PM9:05 海鳴市 中丘町


(時計はPM9:05 6/3 土 25℃)


【留守番電話】
留守電メッセージ、1件です。


【石田医師】
もしもし、海鳴大学病院の石田です。えっと、明日ははやてちゃんのお誕生日よね。
明日の検査の後、お食事でもどうかなーと思ってお電話しました。
明日は病院に来る前にでも、お返事くれたら嬉しいな。よろしくね。


【留守番電話】
メッセージは、以上です。


(やや微笑むはやて)


【はやて】
あ…、もう、十二時。


(闇の書が光を放つ。)


【はやて】
あっ…。


【はやて】
…っ!


(闇の書の鎖が解ける)


【闇の書】
イヒ・ベフライエ・アイネ・フェアジーゲルング(封印を解除します)
Ich befreie eine Versiegelung.


【はやて】
ああっ!


【闇の書】
アンファング(起動)
Anfang.

#1 はじまりは突然になの


【テロップ】
12月1日 AM 6:35
海鳴市 桜台


【なのは】
それじゃあ、今朝の練習の仕上げ、シュートコントロール、やってみるね。


レイジングハート
「わかりました」
All right.


【なのは】
リリカル!マジカル!


【なのは】
福音たる輝き、この手に来たれ。導きの元、鳴り響け!


【なのは】
ディバインシューター、シュート!


【なのは】
コントロール…。


レイジングハート
18 19 20 21
Eighteen. Nineteen. Twenty. Twenty-one.


【なのは】
アクセル…!んっ、んんっ!


レイジングハート
55 60 64 68 70 73
Fifty-five. Sixty. Sixty-four. Sixty-eight. Seventy. Seventy-three.


【なのは】
んっ、んんんっ…!


レイジングハート
98 100
Ninety-eight. One hundred.


【なのは】
ラスト!


【なのは】
ふぁー……


レイジングハート
「よい出来ですよ、マスター」
Don't mind, my master.


【なのは】
へへへ…ありがとう、レイジングハート


【なのは・モノローグ】
わたし、高町なのは
わりと最近まではごくごく平凡な小学三年生だったんですが、春先に起こったとある事件がきっかけで、魔法使いになってしまいました。


【なのは】
今日の練習、採点すると何点?


レイジングハート
「約80点です」
About eighty points.


【なのは】
そっか!


【なのは・モノローグ】
わたしに魔法と、いくつもの出会いや勇気をくれたあのときのみんなとは、今は少し、離ればなれ…。
でも、またきっとすぐに会えるから……。


【恭也】
なのは。郵便が来てるぞ。


【なのは】
あっ!ホント?


【恭也】
海外郵便。差出人、フェイト・テスタロッサ


【なのは】
ありがとう!お兄ちゃん!


【美由希】
いつものあの子だねー。またビデオメール?


【なのは】
うんっ!きっとそう!


【士郎】
その文通も、もう半年以上になるよなぁ。


【桃子】
フェイトちゃん、今度遊びにきてくれるのよね。うちに来てくれたら、お母さん、もううーんと歓迎しちゃう!


【なのは】
うん!


【美由希】
ユーノも本当の飼い主が見つかっちゃって、めっきり寂しいしねー。


【恭也】
お前が特に可愛がってたからなー。


【なのは】
えっとー、でも、また預かることになるかもだよ?その飼い主さん次第…。


【美由希】
だといいなー!


【母】
へぇー!


【美由希】
ねぇお母さん、ユーノ、私のこと覚えてるよね?


【なのは】
フェイトちゃん…。ユーノ君、クロノ君にリンディさん。エイミィさん。みんな元気かな…。


【テロップ】
同時刻 時空管理局艦船アースラ


【アレックス】
管理局本局へのドッキング準備、全て完了です。


【リンディ提督】
んっ。予定は順調。いいことね。


【エイミィ】
失礼します。艦長、お茶のおかわり如何ですか?


【リンディ提督】
ありがとう、エイミィ。いただくわ。


【リンディ提督】
本局にドッキングして…アースラもあたしたちも、やっと一休みね。


【エイミィ】
ですね。


【リンディ提督】
子供たちは?


【エイミィ】
今は…3人で休憩中のはずですよ。クロノ執務官とフェイトちゃん、さっきまで戦闘訓練してましたし。
ユーノ君、それにつきあってましたから。


【リンディ提督】
そーう。明日は裁判の最終日っていうのに、マイペースねぇ。
ん?


【リンディ提督】
はい。(羊羹をエイミィに差し出す)


【エイミィ】
まーあ、勝利確定の裁判ですから。ふふふっ。


【クロノ】
さて、じゃあ最終確認だ。被告席のフェイトは裁判長の問いに、その内容通りに答えること。


【フェイト】
うん…。


【クロノ】
今回はアルフも被告席に入ってもらうから。


【アルフ】
わかった。


【クロノ】
で、僕とそこのフェレットもどきは証人席。質問の回答はそこにあるとおり。


【ユーノ】
うん。わかった。って、おい!


【クロノ】
なんだ?


【ユーノ】
誰がフェレットもどきだ!誰が!


【クロノ】
君だが…何か?


(おお)


【ユーノ】
うあっ!そりゃ!動物形態でいることも多いけど、ボクにはユーノ・スクライアという立派な名前が!


【アルフ】
ユーノ、まぁまぁ…。


【フェイト】
クロノ、あんまり意地悪いっちゃダメだよ…。


【クロノ】
大丈夫。場を和ませる軽いジョークだ。


【ユーノ】
んぐぐぐぐ…!


【クロノ】
事実上、判決無罪。数年間の保護観察という結果は…確実と言っていいんだが…。
一応、受け答えはしっかり頭に入れておくように。


【フェイト・アルフ】
はい。


【ユーノ】
は…い!


【レティ提督】
お疲れさま。リンディ提督。予定は順調?


【リンディ提督】
ええ、レティ。そっちは問題なーい?


【レティ提督】
ん…ドッキング受け入れとアースラ整備の準備はね…。


【リンディ提督】
え…?


【レティ提督】
…こっちの方では、あんまり嬉しくない事態が起こってるのよ。


【リンディ提督】
嬉しくない事態って?


【レティ提督】
ロストロギアよ。一級捜索指定がかかってる超危険物。


【クロノ】
…っ。


【レティ提督】
いくつかの世界で痕跡が発見されてるみたいで、捜索担当班はもう、大騒ぎよ。


【リンディ提督】
そう…。


【レティ提督】
捜査員を派遣して、今はその子たちの報告待ちね。


【リンディ提督】
そっかぁー。


【クロノ】
……。


(なのはの写真をみつめるフェイト)


【テロップ】
12月2日 AM2:23
海鳴市 オフィス街


【捜査員】
うああああ!


ヴィータ
雑魚いな…。こんなんじゃ大した足しにもならないだろうけど…。


【捜査員】
っ、あああっ!


ヴィータ
お前らの魔力…、闇の書のエサだ。


【捜査員】
うあああああ!

Bパート


【テロップ】
12月2日 PM4:24 風芽丘図書館


【すずか】
じゃあ、また明日ね。


【アリサ】
うん。


【なのは】
ばいばーい。


【すずか】
んー、……?


【はやて】
あっ?


【すずか】
これ…ですか?


【はやて】
はいー、ありがとうございますー。


【すずか】
そっかぁ同い年なんだー。


【はやて】
うん、ときどきここでみかけてたんよ?あぁ、同い年ぐらいの子や、って。


【すずか】
実は…あたしも…。


(笑いあう二人)


【すずか】
えっと、あたし、月村すずか。


【はやて】
すずかちゃん…。八神はやていいます。


【すずか】
はやてちゃん…。


【はやて】
ひらがなではやて。へんななまえやろ。


【すずか】
そんなことないよ。きれいな名前だと思う。


【はやて】
ありがとぉ。


シャマル
あっ。


【はやて】
ありがと、すずかちゃん。ここでええよ?


【すずか】
うん、それじゃ。


【はやて】
お話してくれて、おおきに。ありがとうなー。


【すずか】
うん、またね。はやてちゃん。


シャマル
はやてちゃん、寒くないですか?


【はやて】
うん、平気。シャマルもさむない?


シャマル
私は、全然。


【はやて】
シグナム!


【シグナム】
はい。


【はやて】
晩ご飯、シグナムとシャマルはなにたべたい?


【シグナム】
ああ…そうですね。悩みます。


シャマル
スーパーで材料を見ながら考えましょうか。


【はやて】
うん、そやね。


【はやて】
そういえば…ヴィータは今日もどこかおでかけ?


シャマル
ああ…ええと…。そうですね…。


【シグナム】
外で遊び歩いているようですが、ザフィーラが付いていますので、あまり心配は要らないですよ。


【はやて】
そぉかー。


シャマル
でも、少し距離が離れても、私たちはずっとあなたの側に居ますよ。


【シグナム】
はい。我らはいつでもあなたの側に。


【はやて】
…、ありがとー。


【ザフィーラ】
どうだ、ヴィータ。見つかりそうか?


ヴィータ
いるような…、いないような…。


ヴィータ
こないだっから時々出てくる、ミョーに巨大な魔力反応…。
あいつが捕まれば、一気に20ページくらいはいきそうなんだけどな…。


【ザフィーラ】
別れて探そう。闇の書は預ける。


ヴィータ
オッケー、ザフィーラ。あんたもしっかり探してよ。


【ザフィーラ】
心得ている。


ヴィータ
封鎖領域、展開。


グラーフアイゼン
ゲフェングニス・デア・マギー
Gefangnis der Magie.


レイジングハート
「警告、緊急事態です」
Caution. Emergency.


【なのは】
っ?


【なのは】
結界?!


ヴィータ
魔力反応!大物みっけ!行くよ。グラーフアイゼン


グラーフアイゼン
ヤヴォール。
Jawohl. 了解


レイジングハート
「対象、高速で接近中」
It approaches at a high speed.


【なのは】
近づいてきてる……?こっちに?!


【なのは】
……。


グラーフアイゼン
「対象、接近中」
ゲーゲンシュタント・コムト・アン
Gegenstand kommt an.


【なのは】
……っ。


レイジングハート
「来ます」
It comes.
(in comingかも)


【なのは】
あっ…!


レイジングハート
「誘導弾です」
Homing bullet.


【なのは】
っ!


ヴィータ
テートリヒ!シュラーク!


【なのは】
あああっ!


【なのは】
レイジングハート!お願い!


レイジングハート
スタンバイ・レディ、セタップ。
Standby, ready, setup...


(変身バンク)


グラーフアイゼン
シュヴァルベフリーゲン!
Schwalbefliegen


ヴィータ
ふっ!


ヴィータ
うぉらああああ!


【なのは】
いきなり襲いかかられる覚えはないんだけど、どこの子?いったいなんでこんなことするの?


(弾を手に出し、戦闘態勢を崩さないヴィータ


【なのは】
教えてくれなきゃ!わからないってば!


ヴィータ
ふぅっ!


ヴィータ
このやろおおお!


レイジングハート
フラッシュムーブ
Flash Move.


レイジングハート
シュティンモード
Shooting Mode.


【なのは】
っ!話を!


ヴィータ


レイジングハート
ディバイン
Divine


【なのは】
聞いてってばー!


レイジングハート
バスター
Buster.


ヴィータ
あっ!


ヴィータ
くくく…!


【なのは】
…ぁ…。


ヴィータ
グラーフアイゼン!カートリッジロード!


グラーフアイゼン
エクスプロジオン!
Explosion.


グラーフアイゼン
ラケーテンフォーム
Raketenform.


【なのは】
…ぁ、ぇええ?


ヴィータ
ラケーテン!


ヴィータ
うぉおおおおおお!


【なのは】
っああっ!


ヴィータ
ハンマー!!!


【なのは】
あああああ!


【なのは】
(咳き込む)


ヴィータ
でぇええええい!


レイジングハート
プロテクション
Protection.


ヴィータ
ぶっつづけぇー!


グラーフアイゼン
ヤヴォール
Jawohl. 了解


ヴィータ
(荒い息)


【なのは】
(うめき声)


【なのは】
こんなので、終わり? 嫌だ。ユーノ君、クロノ君、フェイトちゃん…!


【なのは】
…っ…!


【ユーノ】
ゴメンなのは、遅くなった。


【なのは】
ユーノ…くん。


ヴィータ
仲間か…!


バルディッシュ
サイズフォーム
Scythe Form.


【フェイト】
友達だ…。

エンディング

次回予告


【なのは】
はじまりはいつだって突然。
だけど、あまりに突然すぎる、この事態。
混乱、困惑、どうしよう?


【フェイト】
強敵の出現にピンチの私たち。
襲いかかる彼女たちの目的とは一体…?


【なのは】
次回、魔法少女リリカルなのはA’s 第2話 「戦いの嵐、ふたたびなの」
リリカルマジカル。


【フェイト】
がんばります。