相棒 Season7:第12話 「逃亡者」

櫻井武晴脚本ゆえの、警察機構の嫌らしい部分を切り取ったよーな展開。好きですが。
今回は印象的な台詞というか、立場の対比を見せる台詞が多くてホクホクです。



・「決めつけないでください」
初登場がこの台詞なのに、あとあと決めつける行動とりまくりな左刑事。
左刑事の思いこみの激しさにデジャブが…。ガチガチの真面目な陣川警部補っつーか…。
陣川警部補ほどのどうしようなさがは無いんですけど、愛嬌がなくて、
容疑者をすぐに真犯人と決めつけるのが鼻につきましたね。最初は。最後の方は不器用なんだってわかったんですけど。


・伊丹の呪い再び
バベルの塔の「事件起きろ」以来ですかね(笑)
「ウチの係に来るな…、ウチの係に来るな…絶対に来るな…」
結果的に呪いは成就するわけですが(笑)


・冷静な被害者の恋人
このあとも繰り返して言われるのでなんかあるのかなーと思っていたのですが…。


・左刑事の決めつけにキレる伊丹
伊丹:「被害関係者を簡単に犯人扱いするな!」
左刑事:「被害者は男と揉めて殺されたんですよ!」
伊丹:「可能性の段階だ!」
左刑事:「だったら彼(被害者の恋人)が真っ先に浮かぶ被疑者でしょう!」
伊丹:「その被疑者に捜査情報をペラペラ話すな!」
左刑事:「ある程度話さなきゃ聞き出せませんよ!」
伊丹「聞き出すならもっと裏を取ってからだ!バカ!」
んー伊丹の言い分ごもっとも。左刑事の突っ走りようにキレぎみに。
右京さんが絡まないと、できる刑事に見えるんですよね〜(笑)


・事件の話を聞きつけて興味津々な右京さん
左刑事の思いこみを理詰めで解消。そこはかとなく、軌道修正。
録音の精査は右京さんの基本テクですな…。いままでも何度も出ていますが、先週と二連続ですか(笑)
辞書を引きつつですが、スペイン語がわかったのも英語をマスタしてるからでしょうねえ。
ひとつ外国語マスタしてると他には習得しやすいといいますし。


・犯人にたどり着く右京
しかし、犯人は既に自国に逃亡していた。
犯罪人引き渡し条約を交わしていないため、犯人の引き渡しは絶望的。
あれ?事件解決はやくね?と思ったら、こーきますかー!まったまた難しい問題扱うよなー。


・「逃げたら事故じゃない。凶悪な犯罪だ。」
「人を殺して逃げてもいい理由があるのかな?」
追い詰める三浦さん。


・寿司屋での右京・小野田
回転寿司でのお茶の入れ方がわからない小野田官房長(笑)
どんだけいい寿司ばっかたべてんですかwww
でも今までも回転寿司は来てますよね?右京さんが用意してたのかなー。ねーな。
そしてやけどしそうになった小野田官房長は、
小野田:「知ってるんなら教えてくれたっていいじゃない」
右京:「当然、ご存じだと思っていましたから。」
やべかわいいwwww
そして小野田官房長の湯飲みにお茶葉入れてあげる右京さん萌え。
しかも今回は小野田×右京の会合が3回もあったんですよ!ムッハー!たまらん!


・ことごとく右京さんを拒否する内村刑事部
右京:「その可能性は高いと思いますよ」
内村:「入ってくるな」
右京:「この写真だけでは〜」
内村:「出て行けと言っている」
(略)
右京:「何かしてからでは、遅いと申し上げております。」
内村:「これが最後だ、杉下!出て行け……!」
ここで右京さんの意見を聞かなかった事で、後々、話がこじれるんですがね…。
しかしその後の三段お辞儀とか見れたからいっか(笑)


・見識が別れる右京と小野田
右京:「ある意味…最悪の事態です」
小野田:「え?不幸中の幸いじゃないの?」
人が二人死んでいる。そして、その事件も罪も償われずに消されようとしている現状に対する二人の見解の相違。
右京さんが小野田の眼を見つめてコーヒーを飲む姿に、意志の強さを感じます。
しかしここで、カメラが一回小野田に回った表情によっては、右京さんを動かす発言だったりするのですが。


・三浦さんにせっせと準備した寝床を取られる伊丹
「あああっ!もう俺が寝ようと思ったのに!」
捜査一課はいつもあんな徹夜してんのか(笑)


・帰国した左刑事を確保
伊丹:「馬鹿野郎…!」
左:「間違ったことをしたとは思っていません」
伊丹:「なら…もっと馬鹿野郎だ…!」
被害者遺族に非難された頃から、気に掛けてはいたんでしょうね。
だが、左刑事の真っ直ぐさが、仇になった(と伊丹は思っている)ための発言。
今日はマジで伊丹祭だな(笑)


伊丹:「いつか…いつか、本部に上がってこい…」
左:「…」
伊丹:「お前みたいな馬鹿、嫌いじゃないぞ」
デレいたみんにニマニマ(笑)
伊丹も基本は熱血刑事というか、事件に対する想いは強いですからね。
でも、左刑事はたまにはでてきてもいいねえくらいには好感触。


米沢さんの映画の予告編がwwww