うたわれるもの 第8話:調停者

完璧ですね。
必要な情報をしっかりと盛り込み、アニメでしか出来ない表現を入れてくる。
日常のシーンがメインでしたが逆にキャラクタの素の部分が見えて面白い回でもあった。
終始、話の巧さ、シーンの良さにニヤニヤしながら見てました。


テオロの親父っさんたちとの別れ。
「生まれも育ちもヤマウラだからなぁ…。だから、死ぬときも」
ああ…セリフが。


ソポクさんが場を締める。
トゥスクルを亡くした直後、戦の慌ただしさが哀しみを紛れさせて居たかも知れないが、「あまり、頑張りすぎないよう、辛いときにはすぐに甘えること」と気丈に振る舞うエルルゥに声をかける。
ソポクさん…。


エルルゥが会議で状況報告をするときに、アルルゥが悪戯をするんですが、ちゃんと入れてきてますねぇー。
出来れば官吏の「これがないと一日がはじまりませんなぁー」があったら完璧だったが、脳内で補正出来たんでいいや(笑)。


ウルトリィが調停者としてトゥスクル来訪。
ウルトリィ程の者が調停者として来るのは他に理由があるのだが。


ハクオロがウルトリィを使節としてでなく皇女として扱った時点で、ムントが一線退がるのとかマジ細かい演出。


ムントに茶を差し出す際の、謙遜の文化の有無まで入れてくるとはね。
原作でも「ああ、文化ちゃうんすねぇー」と思ったシーンなので。


ウルトとエルルゥの薬師の立場を通しての交流。
「薬師だったんです…祖母が」が後のシーンで効いてくる。うめー。


あまりの書類(木簡)の多さに休憩を入れるハクオロ。
泉で見たのは黒い羽の少女。一瞬だけ、霊獣ミキューム登場。ガチャタラと同一かは不明。


カミュが姿を消しても見えるのはハクオロの特性(仮面の力)なのか?
ムックルが片手でカミュをはじき飛ばす。さすがは虎だな。


オボロとクロウの上申合戦。短いシーンだが上手く二人のキャラクタと関係を表現している。
テンポも良い。ハクオロの泰然自若とした態度も。


カミュアルルゥへのアプローチが(笑)


サボるハクオロに唇をヒクつかすベナウィ。面白い。


ユズハの部屋でくつろぐアルルゥにハチミツ攻撃。
ハチミツ攻撃はいつでも強いなー。


オボロ「姫さまってアレのことか?」
ムント「姫さまー!」
オボロ「ははっ、ムントは心配性だなぁ」
ベナウィ「ユズハ殿も乗っておられるようだが…」
オボロ「ユーズーハー!」
もう爆笑。オボロのシスコンっぷりがねぇ〜。微笑ましい。
ゲームで出来なかった演出をアニメにふさわしく表現している好例。


エルルゥとウルト。祖母の影響を受けた二人。
それぞれがトゥスクルの想いを吐露し、そしてお互いの心を通わせる。


木陰で休む、アルルゥ・ユズハ・カミュムックル
「もう少しだけ…我慢してやってくれ」
「こんな日が続けばいい…いつまでも…」
和む…。


ハクオロを見極めたウルトリィは一旦、國に戻る。
アルルゥカミュの別れ。人見知りの激しいアルルゥにとっても数少ない友人の一人であろうカミュとの別れは辛そうだ。


原作やった後だと、エンディングテーマの素晴らしさが倍増するんだよなー。
サビの部分ではもう胸がぎゅいぎゅい締め付けられるですよ。


次回:禁忌
シケリペチムの襲来かな。
そろそろ、エルルゥ・アルルゥが参戦しないと話が最後の方で難しくなるか?
あと、クーヤも出てきても良い頃合いだが…。