牙狼 第二十三話 「心滅」


「なんだその剣捌きは……。ハハッ、所詮は大河の息子か……!」


京本政樹の堂々とした殺陣が凄い。魔戒騎士二人を簡単に手玉に取る様、台詞ともに貫禄たっぷり。
まぁ、友情出演にしては長い間出てるんで、こうなるのは薄々気づいていましたが、ラスボスにはイイ役者持ってきたと思います。
京本政樹も嬉しいんじゃないかなあ、特撮が好きで、こんなに面白い作品のラスボスになれて。


ちょっと気になったのは鋼牙が橋の上から落ちるスタントは結構地味に凄かったと思うんだけど。スタントマンさん乙です!


そして零の言葉が憎いィィーーー!


「悔しかったから言いたかなかったけど。俺、ずっと憧れてたんだよね、牙狼の称号に。
無様にくたばったりしたら…承知しねぇからな。」


今まで反目していた零が徐々にその心を解かし始め、ついに鋼牙を認める台詞。
これは今回の東の番犬所でのサラッと言った「俺には、こいつの力が必要なんだ」の台詞を受けていて、とても気持ちの良い展開です。巧い。


コダマさんも凄かった!壁走りの後の、身体を捻っての飛び道具や、鋼牙が変身した後のオーラをタメての寸勁もすげぇイイです。
このタキシードアクションが映えるのは素晴らしいアクションもさることながら、アクションの後の何事もなかったかのようなニュートラルポジションだと思うのです。
静と動のメリハリがキッチリしているからこそ、「動」が映える。


クライマックスに向けて疾走する牙狼!既に特撮の傑作でしょう!
ちなみにDVDは予約済み〜。