魔法少女リリカルなのはA’s 第10話「運命」

うああああああああ!なにこの超展開!
これは誰も想定できなかったっつーか、11年前の闇の書事件よりも想定できねっつの!
超展開といっても、大変素晴らしい展開でして、改めて都築真紀は巧いと思いますよ。


【ここから先はネタバレですよー】
11年前の闇の書事件に回想から開始。
護衛艦エステアにて護送していた闇の書が暴走。エステアのシステムもクラックされたのか、主砲がチャージされている模様。
仕方なくグレアム提督はエステアを沈める決意をする。…んだが、クロノのパパンは結構無駄死に臭くないですか?(笑)
後、68秒でエステアの主砲発射との報告を最後に通信が途絶えていますが、この68秒で転移魔法は間に合わなかったんだろうか?
ま、この無駄死に臭さで、闇の書に取り込まれて生きてましたっていうオチの可能性が高まったような気がします。僅かに。
でも、闇の書が転生によるリセットしてるんでやっぱ死んでるなと思った次第。


グレアムの独白。
アーカンシェルは今までの闇の書事件でも使われてきた対処療法である事が今回解ったので、アースラには換装されましたが、
使われることはないでしょう。使われても効果は結実しないはず。
グレアム提督の闇の書への対応は闇の書の主を凍結させることによる擬似的な時間停止。
やはり鍵になるのは「氷杖デュランダル」ですか。と言うか杖ということが解って驚き。
そもそもデュランダルは剣の名前なので魔法杖の名前になるとは全く思っておらず、アースラなどの護衛艦に装備される兵器の
ような印象を持っていたんですが、宛てが外れましたね。しかしながら、デュランダルはクロノくんに託されたことで、彼が闇
の書の因縁を断ち切る一要素として話に関わってくる展開となっており、巧いなぁとここでも感心。
無印なのはでも後半はオトコノコしてたので、今回も期待。
お父さんとの別離(あえて別離と書こう)の根幹は闇の書なわけですし。
あと来週11話か12話でデュランダルの副次効果で舞台は雪景色に。


闇の書の放つ、ディアボリックエミッション。
ディアボリックエミッションは球体部分の範囲を拡大させるタイプの広範囲無差別空間攻撃魔法っぽいので、回避ではなく、
ラウンドシールドでの対応。あんま強くなさそうですね。一次攻撃に耐えたフェイトは空間攻撃は避けられないと判断し、
ライトニングフォームに戻る…。んだがここで疑問が。ソニックフォームが速度を優先したフォームってのは解るんですが、
名称としてソニック=音速より、ライトニング=電光(光速)の方が速そうじゃね?


そんな様子を見ていた仮面の男二人。
クロノくんは隙を突いて、ストラグルバインドで仮面の男二人を拘束。やはり正体はリーゼ姉妹。


密かに涙を拭う闇の書さん萌え。


閉鎖結界を張る闇の書さん。なのはさんたちだけをやる気満々です。


再度、クロノとグレアム提督。
はやての父の知人のおじさんはグレアム提督。
「孤独な子であればそれだけ悲しむ人は少なくなる」
「せめて、永遠の眠りの前のひとときの幸せを」といいつつ、リーゼ姉妹のやり方は非道(笑)
幸せからどん底にたたき落としましたからね。


永久封印の方法は「闇の書を主ごと凍結させて、次元の狭間か凍結世界に持っていく」
最初話を聞いていたときは(それなら、はやてだけ凍結しちゃえば良くね?)と思いましたが
はやてと闇の書が分離している段階では闇の書は再転生してしまう、ということか。
つまりそのためには融合型デバイスである闇の書を覚醒状態に持っていく必要があったと。
リーゼ姉妹がここまで非情に(いやマジで)はやてを追い込んだのは、そろそろ闇の書を覚醒させないとはやての命が
もはや長くないところまで来ていたからではないでしょうか。それは監視している段階で有る程度解っていたことだろうし。


再度、闇の書さんへシーンは移ります。
闇の書さんはフェイトとなのはの魔法を両手で防御しつつ、同時に高速攻撃を二人に展開。
強いですねぇ。まー魔力だけでもキャパシティは結構あるだろうし。
そしてやはり来ました。スターライトブレイカー。コピーしてきましたねぇー。
闇の書にコピーされたスターライトブレイカーを見て、過去に直撃を受けているフェイトやほかのアルフやユーノは、
マジビビリで逃げてますが、なのはは「フェイトちゃん、こんなに逃げなくても…?」ぐらいの認識。この温度差が面白い。
なのはは自分の魔法がどれだけ恐ろしいかは正しくは認識していないんですね。岡目八目ってやつですか。


アリサとすずかに防御魔法陣を張ってから、地上に降りてから振り向き、自分用の防御魔法陣を張るカットの動きが良し。
右手を差し出すタイミングが気持ちいいですね。


そしてアリサ、すずかに正体がばれる。
ま、今回結界内にアリサとすずかが居たのは、闇の書が張り直した結界に意図的に二人を取り込んだからでしょうね。
つまり、はやての願いを成就させるために。はやての願いはそれほどのものだった(ヴォルケンリッターを愛しんでいた)ってことですね。
ま、はやての願いは「ヴォルケンリッターの殺された世界が悪い夢であるようにと願った」なんですが、闇の書さんは、プログラムの
改悪の為か破壊的な方法でそれを成就させようとしてしまうところも内部プログラムに逆らえない悲哀みたいなもの出てて萌えます。
基本的にはやてサイドは犬キャラ多いっすよね。


スターライトブレイカーのコピーであるためか、思いっきり周囲の魔力貯め込んでいるのか知りませんが、
バルディッシュのカウントダウンは長め。17くらいから数えていますからね。
発射されたスターライトブレイカー(コピー)は単なるレーザー兵器ではなく、着弾と同時に空間魔法に変化するようにアレンジ。
これは闇の書の属性であろう空間魔法遣いの属性が付与されたからではと思われる。だからカウントダウンも長かったのか?
どちらにしろ凶悪な威力。なのはとフェイトはバリアジャケット&防御魔法陣ですが、アリサ・すずかにはカートリッジ2個使った
ラウンドシールドとフェイトの防御魔法陣による軽減を要しています。かなり強いですね。
スターライトブレイカーEXになったらどんな威力になるんでしょう。地球は割れますか。


「お前も、その名で私を呼ぶのだな。」
なのはさーん、ヴィータに言ってた台詞はー。いやこの台詞は燃えましたが。
そして !フェイトが闇の書に取り込まれて消滅ってのは全く想定外だっ!

もう3回見てますが、次回予告の内容が一切入ってきません(笑)
でもまー、フェイトが闇の書内部に取り込まれたので、はやてとヴォルケンリッターの間に生まれた家族の絆を見るフェイト。
プログラムとして創り出された存在であるヴォルケンリッターに、経緯はどうあれ、同じ創り出された者としての自分の姿を見ることで、
リンディさんとの養子問題も解決しようとする都築真紀には恐れ入る。


次回第11話サブタイトルは「聖夜の贈り物」
本当に最終決戦までの話は4話はクリスマス・イブの夜だけの一夜で終わらせてしまうんですね。濃い一日だ。
俺にとってはヴォルケンリッター(特にヴィータ)の登場があればいいです。